2014年1月30日
革のサンプルあれこれ。これだけで9種類の革があります。革はカットサンプルではなく、一枚革で見るのが基本。手で握ってみます。シワの寄り方、タッチ感、肉厚、革の切り目の状態、革裏、を見ます。人の目は色によって左右されがちですが、とりあえず色は後回し。タンニンとクロームの割合など、説明を聞き、仕上がり感をイメージをします。例えば、この革に型を押したらどんな感じか、厚みを薄くしたらタッチ感はどう変わるのか、染色の発色がどんな風に表れるのか、話を聞きながら想像します。そこから、バッグに仕立てたらどうなるか、どんな風な作りをすれば革の良さが引き立つのか。そこからは半分は空想みたいな感じですが、あんなバッグあったらいいな、とか、あの人に持たせるとしたらどんなバッグがいいかな、など、ほとんど連想ゲームのようでしょうか?素材をみると、日ごろの苦しさ(?)も忘れられます。
スタッフ:TT