物持ちスタッフRがバッグをセミオーダーしてみた。その3

こんにちは、スタッフのRです。
今回、初めて、あけの工房に、自分用のバッグをセミオーダーしてみました☆(o゚∀゚o)
その1その2はこちら)

セミオーダーの楽しいところは、ひとつは、糸の色やファスナーの色も、お好みにできることです。たとえば、ブルーやネイビーの革に、反対色であるオレンジの糸を掛けてみたり。ダークブラウンの革に、ファスナーテープだけパープルにすると、暗めの色同士でもちょっと印象を際立たせることもできます。組み合わせによって、世界でひとつの顔を持つバッグになります。

注:糸やファスナーテープは何百種類もあり、同系色でも番手がひとつ違うと、印象ががらっと変わります。ちぐはぐになってしまう可能性もございますので、お客様にこだわりのない場合は、piccinoの標準の組み合わせを推奨しております。

また、ちょっと贅沢な楽しみ方としては、バッグと同じ革で小物も合わせる、ということもお薦めです。

イタリアンナッパラックスのバッグの場合は、ブックカバーなど。


シュランケンカーフのバッグの場合は、ポーチやインバッグなど。


piccinoのバッグは、メインポケット(内袋)自体に仕切りを設ける、鞄のような造りのものはありません。内部の空間は広く取って、大きなものも入れられるし、インバッグなどで整理して使うこともできる、というご案内をしています。

そのインバッグが、バッグと同じ革、同じ色であったら、カッコイイと思いませんか?(o゚▽゚)o
実は今回、それをやっちゃいました☆

バッグを造って、幾分か余った革で、ポーチをあつらえてもらいました。
ワープロラックスカーフ製のポーチは今まで造ったことがなかったので、これがファーストサンプルとなりました。
糸の色とファスナーテープの色はバッグと同色。小物だからアクセントを効かせて遊ぶことも考えましたが、共でシンプルにまとめました。

それまでに使っていたシュランケンカーフ製のポーチ(A-5H)と比べて、やや薄めの革なので、中身のアタリ(内容物のかたちが浮き出てでこぼこすること)が目立つかなと思いましたが、そんなに目立たず、しっかりと受け止めてくれました。

内部のインテリアは、シュランケンカーフ製のポーチ(A-5H)と同様のつくり。
ただし今回、濃いめの青であるインクブルーの革ということで、内袋(裏地)をオレンジにしてもらいました。端っこからちらりと見えるので、アクセントになっています。

わたしの場合は、デジタルガジェット用に使っているので、バッテリー、充電器、lightningケーブル、MicroUSBケーブル、スマホ用TVアンテナケーブル、イヤホンのケーブル、SDカード、USBメモリ、クロスなどがこんな感じに納まりよく入っています。

バッグから取り出したものが同じ革、同じ色のミニバッグ。この統一感の格好良さを狙って、とことん拘ってみました。
革は生産ロット(荷口)によって、染色やシボ感の具合が少しずつ異なります。もちろんそれが革の楽しいところではあるのですが、今回のように、バッグと同時に注文して、共革(ともがわ、同じ一枚の革)であつらえてもらうというのも、革もの好きには堪えられない楽しみです(*´∀`*)

注:天然皮革は、生産ロットによって、染色の具合が異なり、色味に幅があります。例えば同じ「ブルー」でも、エメラルドブルーのような翠にみえる仕上がりのものや、青みがかったもの、やや暗めな場合もあります。同じ一枚の革のなかでも、牛の肩口とあたりお腹のあたりでも、色の染まり具合やシボ感が異なる場合もございます。また、一本のバッグを作るのに革を二枚以上使うこともございます。
その為、まったく同じ色味ですべてが作れる保証はいたしかねます。