2017年1月27日
イタリアンショルダーレザーチャド。イタリアには面白く楽しい革が沢山あります。
革の歴史も長く、豊かな想像力で生み出される素材に驚かされます。
この素材は、革の銀面(革の表面のこと)を擦り模様を付けた革です。
イタリア人と日本人のメンタルの違いが革一つで分かる時があります。
日本では銀面の美しい革はできるだけなめらかに仕上げようとします。
美しい革にキズなんて付けられません、と言う発想をしがちです。
この革を作ったイタリア人は、革の美しい銀面にわざとキズを付け、模様にしてしまいます。
モノの見方がちょっと違う。そんなことが結構面白い。
チャドの面白さを活かし、ピッチーノではこの革で大きめのトートを作っています。
スタッフ:TT