弁護士さんと開発したバッヂケース

暑かった夏もいつの間にか過ぎ、秋の風になってきました。羽織り物が手放せない時期、体調にはくれぐれもお気を付けください。

さて、秋と言えば、官報に司法試験の結果が載る季節ですね(知らない人が9割だと思いますがそうなんです)

司法試験は、法曹(裁判官、検察官、弁護士)になるための国家試験です。法科大学院(ロースクール)を修了、あるいは予備試験を突破した人たちが挑む、日本有数の難関であり、合格者は日本各地での一年間の司法修習(インターン)を経て、法曹の職に就くことが出来ます。

この度、新しくネットショップに掲載した製品は、そんな司法試験の合格者へのプレゼントとしてご用命いただいたことで生まれました。

A-22H ジーンブルー

このアイテムが生まれたきっかけは、piccinoの長年のお客様である弁護士さんが、ご出身の大学の校友会で、法曹職の同窓会の幹事をされていたことからです。

「毎年、合格祝賀パーテイーで、合格した後輩たちに記念品を渡すんです。会のロゴを入れた革製品とか。新しく仕事を始める人たちに向けてなので、名刺入れがやはり定番なんですが、予算に限りがあるので、そう高いものにもできないので、ちょっと使っても、すぐにもっと良い物に買い換えられてしまうんです。ロースクールが出来てからは、社会人経験がある人も増えましたし。それだと勿体ないので、長く使ってもらえるアイテムを、見立ててもらえないかと思いまして」

そんなご相談をいただき、現役の弁護士さんたちと一緒に考えたのが始まりです。

piccinoの製品は、総じて言えば「袋」であり「ケース」。つまり、何かをしまうためのものです。法曹職、特に最も数の多い弁護士さんのお仕事の中で、取り扱ったり持ち運んだりするのにちょっと不便だなと思ってらっしゃるアイテムがあれば、お役に立てるかも知れません。色々お話を伺っていくうちに、浮かび上がってきたのが、基本中の基本である、弁護士バッヂでした。

「バッヂは身分証代わりになるので、裁判所に入るときに、警備員さんに見せれば、スムーズに通してくれるんです。でも、ぼくらもずっとスーツ着てるわけじゃなくて、書類出しにいくだけの時は、Tシャツで行くときもあります。そういう時に持ち歩くのに、決まった場所を考えておかないと忘れたり、無くしそうになったりするんです」

「女性の場合は、スーツにも、フラワーホールがないデザインが多いんです。(注1)だからピンバッヂ(タイタック式)じゃなくて安全ピン(ブローチ式)を選ぶんですが、付け外しするたびに服に穴を開けるのに抵抗もあって、持ち歩いてる人が多いです。これという容れ物があるわけではないので、小銭入れに忍ばせて、入り口で探しちゃったり」

「考えあぐねて、もらった時の桐箱に入れたままの人も多いです。でも、桐箱って角が手に当たると痛いし、湿気のある日は蓋が開けづらかったりするので、何かに入れておきたいのは確かですね」

「電車の遅れとか前用が長引いたりで、期日(注2)ぎりぎりで裁判所に駆け込む時とかに限って、バッグの中でバッヂが迷子になっちゃって、入り口でもたついちゃうことが多々あるので、明るい色で見つけやすいケースにしてくれるなら欲しいです!」

(注1:フラワーホールの起源は、ヨーロッパで男性が告白する時に花束を贈り、承諾した女性は一輪取って、男性の胸元に挿す、という習慣からです。現在では、ピンバッヂや徽章を挿すための穴として転用されていますが、その由来から、女性服には存在しないことも多いのです)

(注2:裁判所で手続きが行われる日程) 

そのようなご意見をいただき、piccinoの定番のハマグリ型の小銭入れ(A-21H)をベースにして、バッヂを固定できるようにしてみよう、ということで、生まれた製品です。

がばっと開いて中が見やすい、ということは、中を見せやすい。という発想の転換です。

バッヂは中に生やしたベロで固定可能。2mmの穴が二つ空いており、タイタック式(ピンバッヂ)とブローチ式(安全ピン)に対応しています。

ネジ式の場合は、革が伸びて穴が広がるまでは、すこしきついかもしれませんので、穴を4mmにしてお作りすることも出来ます。ご注文時の備考欄、またはメールにてご指示下さい。

元々が小銭入れなので、小銭を一緒に入れておくことも出来ます。入り口で見せるときには、バッジは固定されているので、小銭だけジャラっと手の中に開けてください。

こういった経緯でお作りしたのですが、同窓会の役員の方や、贈呈された方から口コミが広まり、弊社に直接、問い合わせが来るようになりました。

これまでは裏メニューということで、メールでのやりとりとお振込で対応していたのですが、今年に入ってから、それが月一くらいの頻度になりましたので、正式にラインナップに載せることになりました。

ラフな服装でもバッヂを見せやすい!弁護士バッヂケース A-22H (シュランケンカーフ)

シュランケンカーフ製なので、全20色からお好みの色でお作りすることが出来ます。バッグの中で荷物に紛れても、すぐに目に付くように、明るいお色が人気です。

また、本製品は本体と引手(ヌメとシュランケンカーフとの2枚合わせ)の2部位で構成されていますので、それぞれを別の色にしたコンビネーションカラーでお作りすることも可能です。

2色遣いによって、事務所様のコーポレートカラーをより的確に表現することもできます。(ブルーの本体に引手をオレンジにして「海と朝日」、ネイビーの本体にイエローの引手で「明けの明星」など)

コンビネーションカラー作例。本体をりんご、レモン、みかんを表す3色に、引手をライトグリーンにして葉っぱ(へた)に、ダークブラウンのファスナーを枝に見立てて、果物を表現している。

こちらについては、別途、カスタマイズ費用(お仕立て代)が発生しますので、メールにてご対応させていただきます。

また、こちらをお求めいただいた方で、後日、スリムタイプのペンケースをお求めいただいた例がございました。

スリムなペンケース A-70H (シュランケンカーフ)(万年筆2本入可)

万年筆を2本収納するために内部に仕切りのあるデザインのペンケースが、バッヂと並んでお仕事に欠かせない、でもしまい方が難しい「職印」を入れておくのに、丁度良いサイズ感だということです。

「片方にはペンを、もう片方には職印と携帯ミニ朱肉を収納できてとても便利に使ってます。これまではもらった時の巾着に入れてたんですが、いいかげんボロボロになってきてから、しまい場所に苦労してたので。なにより、バッヂケースと同じ素材、同じ色で揃えられるので、統一感あっていいですね!」

というお褒めを頂戴いたしました。

弁護士さんたちのちょっとしたお困りごとを解決できる術として、お役に立てれば幸いです。

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