『佳人手帳』(雑誌サライ・小学館)

2016年9月28日
『佳人手帳』(雑誌サライ・小学館)にピッチーノのタンジェリのバッグが紹介されました。

ピッチーノでは、厚い革を選ぶことはほぼ無いのですが、色に惚れてこの革を購入しました。
厚い革をどのように料理するのか。この革を選んだ時にすでに、裏地無しの一枚革で行こうと、決めてました。
造りの感じや仕立てのイメージを職人と共に考えます。
正面写真なので、わかり難いですが、実は2種類の革を使っています。
これもこのデザインを起こす上でとても重要な鍵でした。
また、裏地を使用しない造りは、仕様を考える上で、可能不可能が有ります。
裏地が無いと、糸の始末など本来隠れるところが見える事になるので、始末をいかにデザイン的に魅せるか、など同時に考えます。
シンプルに見えるもの程、手間がかかるとは、本当にその通りです。

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